観光地大分で働く 大分県には全国的に有名な温泉地が数多くあり、癒しや美味しいグルメを求めて国内外から多くの人が訪れています。中には観光だけでは満足できず、移住する人もいるほど。当サイトでは大分県に興味がある人に向けて、役立つ情報を発信しています。
大分県の高齢化率は、2019年10月の時点で32.9%。高齢者の割合は県民のおよそ3人に1人の状況であり、高齢化が進んでいることが分かりますよね。今後、独居の高齢者も増えると考えられており、さらに認知症高齢者も増加する見込みです。65歳以上の高齢者の人口は2025年にピークを迎え、その後は減少傾向になる様子ですが、85歳以上の人口は2040年まで増え続けると考えられています。また、65歳以上の高齢化率は2025年以降も上昇し、後期高齢化率も同様の傾向が続くと見られています。
2022年10月時点での大分県内各地域の高齢人口は、県庁所在地の大分市が最多です。しかし、高齢化率は65歳以上と75歳以上どちらも県内で最も低くなっています。65歳以上の高齢化率が最も高いのは姫島村の57.8%。その次が竹田市の49.6%です。総人口の半数以上か、それに近い高齢化率の高さです。
年々高まっている高齢化への取り組みの一つとして、大分県では介護サービスの充実化に取り組んでいます。居宅サービスや地域密着型、施設サービスなど、形態を問わず均衡のとれた介護サービスの整備を図っています。
なかでも、住み慣れた自宅で生活を送る高齢者を支えている家族のために、居宅サービスの充実化に注力。訪問介護や訪問看護、通所介護のほか、通いを中心に訪問と宿泊サービスを柔軟に提供する小規模多機能型居宅介護のサービス拡充も進められています。
高齢化率がさらに高まる今後に向けて、介護サービスの充実化はもちろんですが、介護サービスを担う介護人材の確保も重要ですよね。大分県では介護人材の確保も課題としており、特に不足している訪問介護員の確保に力を入れています。
訪問介護員とはホームヘルパーという通称でも認識されていて、介護を必要とする高齢者の自宅に出向いて介護サービスを提供する職種のことをいいます。高齢者の自宅以外には、サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームなどに入居している高齢者のもとを訪問するケースもあります。
訪問介護員になるには、介護職員初任者研修以上の介護の資格が必要です。介護施設で勤務した経験があっても、資格を持っていない方は訪問介護の仕事ができないのです。ただ、介護施設での勤務経験や知識は資格取得時に幾分か活かせるはずですし、受験資格は特になく比較的短期で取得しやすい資格と言われています。まったくの未経験の方だけでなく、経験はあるけど資格を持っていない方も意欲的に資格取得を目指すといいでしょう。