観光地大分で働く 大分県には全国的に有名な温泉地が数多くあり、癒しや美味しいグルメを求めて国内外から多くの人が訪れています。中には観光だけでは満足できず、移住する人もいるほど。当サイトでは大分県に興味がある人に向けて、役立つ情報を発信しています。
大分県は九州の東沿岸部に位置し、瀬戸内海や豊後水道に面しています。玖珠郡九重町から竹田市北部にかけて広がる九重連山(くじゅう連山)は九州最高峰を誇る、標高1,791mの中岳をはじめとした標高1,700m級の山々が連なっていることから「九州の屋根」とも称されています。九重連山では春から秋にかけて様々な草花が咲き誇り、それを目当てに多くの登山客も訪れています。また、大分県は火山が多く、その地熱エネルギーを利用して電気も作っています。
歴史にもふれていきましょう。大分県は東九州の文化の中心として発展してきました。奈良時代以降には岩の崖に彫り込まれる仏像「麿崖仏」が数多く作られ、仏教文化も栄えました。大分県にはたくさんの神社仏閣がありますが、その中には全国の八幡宮の総本山である宇佐神宮もあります。最近は宇佐神宮のパワースポットを目的に多くの女子が訪れているのだとか。樹齢800年のご神木や願掛け地蔵にお参りしたり、社務所や札所、駐車場にさりげなく設置されているハート形のモチーフを探したりと1時間ほどかけて散策するのがブームになっています。
また、キリシタン大名で有名な大友宗麟がこの土地を治めていたことから、東西の文化が融合した国際色豊かな美しい建物も県内の随所にあり、観光スポットのひとつになっています。
大分県は柑橘類の生産が有名ですが、生産量が全国トップなのはカボスと乾シイタケです。国内シェアの約48%を占めている乾シイタケですが、量が多いだけではないんです。全国乾椎茸品評会で何度も優勝を獲得していることから、質も全国トップ!香りがよく肉厚な大分県のシイタケは最上級品として取引されています。
また、沿岸部に面している大分県は水産業も盛んです。干潟域と浅海水域の「周防灘」、外洋水と内海水が混同した「豊後灘」や「別府湾」、太平洋の暖かい海水と瀬戸内海の冷たい海水がぶつかり合う「豊後水道」、などバリエーション豊富な海域があり、年間を通して新鮮な魚介が水揚げされています。その豊富な海の幸を堪能するために、たくさんの観光客が訪れています。
九州を代表する「大分県臨海工業地帯」には新日本製鐵の製鉄所や昭和電工の石油コンビナートなど大企業の工場が建設されています。人口も急激に増加したため商業も発展し、工業都市としても有名になりました。その後も造船工場やLNG基地、火力発電所の操業が開始され、今では日本国内の重要な生産拠点になっています。